香りの良いもの

その壱 お茶の香り

うちのわんこが亡くなって、ほぼ1週間経ちました。よく、亡くなってしばらくは気配が残るなどと言われていますが、今のところ、その気配は全くありません。焼き上げ時に焼き芋を入れたのでお弁当を持って、身軽になった体でさっさと旅立ってしまったのかもしれません。むしろ、終末期の方が私の気が張っていたためか、マンションのいろいろな音や気配を感じとっていた気がします。今は、静かな時間の中で、時折、わんこのことを思いながら、「いいこだったなあ。かわいかったなあ。」「認知症や何やかやで大変なこともあったけど、わんこもついでに私もよく頑張った。」などと、愛しさやら切なさやら懐かしさやらを交えながら、わんこに感謝する日々です。

お骨上げの後、お寺の方に「供養には香りのよいものを供えると良いですよ」と言われ、「仏間ではお線香をあげているけど、自室兼わんこ部屋ではどうしようか」と、ぐるりと部屋を見渡して、しばらく使っていなかったアロマポット、アロマキャンドル、茶香炉などを検討した結果、茶香炉を焚くことにしました。茶香炉用のお茶は若干期限を過ぎていましたが、焚くとお茶の香りがして、和な感じです。とりあえずそちらを使っていましたが、昨日、商店街のお茶屋さんで新しいお茶を買いました。購入時、お手頃価格の4品くらいを選んで、「この中で香りが良いのはどれですか?」とお店の方に尋ねたところ、「玉露柳」という番茶を勧められました。熱湯で入れると良く香りが立ち、味はスッキリしているとのことです。高温で香りが立つのなら茶香炉にピッタリです。買って帰り、茶香炉で焚くとそれまでとは比べ物にならない、豊潤でスッキリした、まさに「ザ・緑茶」な香りが立ちました。スマン、わんこ、今まで期限切れので。

その弐 お茶ランチ~カレー

昨日、街中に出かけた際、商店街の近くに新しくできたお茶ランチを出すカフェに行きました。「お茶と○○stella」というお店です。ランチプレートはカレーとパスタがあるそうですが、私は100円プラスでバターチキンカレーとオクラ入りトマトカレーの合いがけに。ご飯はお茶ごはんです。デザートはお店お勧めの、ほうじ茶わらび餅で。お茶は徳島県の「上勝番茶」という後発酵茶にしました。お茶ごはんとカレーってどうだろうとチラッと思いましたが、お茶ごはんはほんのりお茶風味で、それ程お茶の主張が激しくないため、カレーとの相性も問題なしです。デザートのわらび餅もほうじ茶と黄粉の香りが香ばしく、口当たりはプルプルトロンとしており美味しかったです。上勝番茶は後発酵茶ということで、酸味やクセが強いものを想像していましたが、色は鮮やかな黄色で、味も少しクセがあるものの思ったより飲みやすかったです。

その参 和ばら

本日12/13はAEAJ主催のアロマ大学ローズ学科~香って、飲んで、五感で楽しむ「和ばら」の魅力~のweb講演を視聴しました。10月に参加申し込みをしていたもので、昨日、資材の「和ばら」の切り花生体水=低温真空抽出による細胞水乾燥花びらが届きました。

こちらの講師の方はエディブルフラワーとしての和ばらを作っていらっしゃるようで、生花はそれぞれ微妙に異なるものの、ライチや柑橘の様な美味しそうな匂いがしました。乾燥花びらのお茶の飲みやすさにもびっくり。生体水も白湯に数滴入れて飲むと味はクセのない白湯だけど、ほんのり薔薇風味。差し詰め、いろはす、高級Ver. 薔薇味といったところでしょうか。何だか優雅な気分になりました。

おまけ 焼き芋

最近、スーパーなどで焼き芋が売っているとつい買ってしまいます。一昨日は「紅優甘」、昨日は「シルクスイート」、今日は「蜜郎」一部は陰膳のフードの上にトッピングし、残りは私が完食。たぶん、うちのわんこにとって一番良い香りはこれでしょう