冬将軍がやって来た

ホワイトクリスマスは遠くにありて想うもの

12月に入り今年もあと1ヶ月…などと思っている間にクリスマスイブです。一昨日の冬至からこっち寒波の襲来で、日本列島はあっちもこっちも大変なことになっています。ここ愛媛もいつもより多く雪が降るという事で覚悟していた冬至の翌朝、窓を開けると、思ったほど雪は降っておらず、いつもどおり家を出ました。市外に向かって車を走らせていると、川を越えるごとに歩道の白さが増します。駐車場に着いたら一面真っ白、しかも雪ではなく降って溶けて固まった氷が主成分です。渋滞で押している時間に焦りながらも、ゴジラになった気分で上から上からのしのしと踏みしめながらゆっくり歩きました。もちろんその間、寒風で手足も顔もカッチカチです。ホワイトクリスマスも雪と氷の世界も、実際に体験するのはなかなかにハードルが高く、私には遠くで観るくらいが丁度良いようです。

冬至のおうちカフェ

今年の冬至は、冬模様のプレートでおうちカフェです。

冬至の一皿

雪だるま仕立ての薯蕷饅頭に道端の雪の様な餅入り和菓子、それに冬至らしくカボチャのパイ饅頭を添えて冬至プレートの完成です。久々に抹茶を点てて美味しくいただきました。ほぼ買ってきて盛っただけですが、この中に一つ手作りの品があります。

答えは写真右側の抹茶…を入れている器です。ろくろ体験教室で作ってきました。

ろくろで失敗しないコツ

教室に行くと看板犬のナナ部長が迎えてくれました。最初に作りたいものをイメージして先生に伝えて、土の量から大きさなども決めていきます。私は野点用の箱に入るくらいの小ぶりの抹茶椀を2つ作ることに。片方は俵をイメージして丸っこく、もう一方は三角に。最初にねじれをつくらない事、薄くしすぎない事など注意点を聞きましたが一番重要なのは、修正が可能なうちに先生を呼ぶことでした。実際に始めるとあちこちで小さな悲鳴と助けを呼ぶ声が上がり…。私の茶碗も先生の手厚いサポートの下何とか形になりました。

ここから先の焼き上げは丸っとお任せですが、その前に釉薬を選ぶ仕事が残っていました。丸っこいのは俵がイメージなので黄瀬戸に、三角のは透明と織部のグラデーションにしました。

そっちのお茶碗?

待つこと約一か月、出来上がりの連絡をうけていそいそと受け取りに行きました。思った以上にちゃんとしたお茶碗に感動。先生のサポート力の賜物です。持って帰って棚に飾ってみました。同じ棚に置いていた、おにぎりと柴犬のフィギュアとすごく馴染んでおり、丸い黄瀬戸は「稲穂」、白と緑のグラデーションの三角は「瑞穂」という銘が浮かびました。何だか山盛りの白ご飯を盛りたくなる名前です。実際、ご飯ものや汁物の盛り付けにも使っています。

一連の顛末をまとめたものをインスタで上げています。上の投稿の2枚目が動画仕立てになっています。よろしければご笑覧下さい。