引き攣りは加齢の兆候
先週から、急に冬らしい日々が続き、コートや布団などを慌てて引っ張り出していますが、皆様は風邪などひかれていませんか?私は先日うっかりリビングで転寝をしてしまいました。布団は毛布1枚でしたが、ダウンコートを着ており、「風邪の心配はないなあ」と思いながら寝落ちしたのですが…。目が覚めて脚を動かした途端、右脚が攣り、何とか足指を動かして、引きつりが治まったと思ったとたん、左脚が攣り…。痛さのあまり、オットセイの鳴き声のような、声にならないうめき声を漏らしながら、姿勢を整えて何とか持ち直したものの、ヘタに動かすと再発するのではないかという、ギリギリの状態に。原因は冷えと血行不良でほぼ間違いないと思うのですが、年々、引き攣り方がひどくなり、治りも悪く、再発しやすくなっています。
加齢対策に八味地黄丸
引き攣りや足の冷えを改善する漢方はいろいろあるのですが、少なからぬ原因に老化が挙げられることから、八味地黄丸を服用して様子を見ることに。八味地黄丸は大まかに分けると原料を砕いたものをそのまま蜜で練って丸剤にしたものと原料を煎じたものからつくった八味地黄丸料に分けられます。もちろん、材料をそのまま使った丸剤の方が八味地黄丸本来の効果が出やすいといわれています。また、丸料の多くは、水分を飛ばして賦形のために乳糖を加えているため、毎回乳糖も余分に摂ることになります。今回服用しているのは丸剤です。
ウチダの八味丸は、小さな丸剤20個が一回量として、パックされており、比較的飲みやすくなっています。服薬して少しすると原料の一つである附子のせいか、腰から脚にかけて温かくなり、微妙に残っていた引き攣りも改善しました。
うちのわんこの服薬事情
この八味地黄丸は腎気、いわゆる生命力を補うもので、加齢により生命力が衰えてあちこちのめぐりが悪くなっているのを改善する働きがあると考えられています。加齢により足腰が弱っている…まさに、うちのわんこです。幸い、原料にユリ科の植物は含まれていませんでしたが、効果が強い生薬である附子や、胃に負担がかかりやすい地黄が含まれることもあり、1回1丸をヨーグルトのトッピングに混ぜて1日2回与えています。1回量でヒトの標準用量の1/20、1日量で1/30です。気のせいか、わんこの脚のふらつきは若干改善し、フードを用意するときの付きまといもアップグレードしていますww。