最後の晩餐 (台湾ツアー2019秋)
北投温泉でリフレッシュ後、早々とホテルに戻りました。それもこれも、今回の旅で楽しみにしていた「養心茶樓」での夕食のためです。非常に美味しく見た目も映えるベジタリアン飲茶のお店とのことで、ぜひ今回のツアーでは行きたいと思っていたのですが、予約が必要との事。幸いお店の場所はホテルから歩いて数分の所でした。HPから予約画面に入り、ホテルフロントの方に事情を話し、ホテルの電話番号で事前予約。ついでに食後のエステもホテルフロントで予約してもらって、レストランに迎えに来てもらうことに。フロントの方が日本語も話されるため、こういう時、大変楽です。
ディナーは夕方5時半からとのことだったので、夜7時にエステの送迎を頼み、「これだけ時間があれば大丈夫」と思っていたのですが、夕方の開店準備などもあったのか、席に通され注文が来たのが6時前。それでもメニューには美味しそうな文字や写真が並び、ついあれもこれもと注文したところ…日本語のできる店員さんが来ました。曰く、「2人では食べきれない量では?」とのこと。ベジ点心といっても結構ボリュームがあるそうです。連れと再度協議の結果、何とか7品まで絞りました。それでも店員さんの顔には「多すぎ」と書かれていましたが。メニューは以下の通りです。
まずは、松の実とチーズ入り野菜ロールです。野菜を薄いクレープ生地で包んでいるのですが、かかっているチーズソースが結構濃厚でコクがあります。とはいえ、温泉帰りの空きっ腹にはペロリです。
次はエノキ入り春巻き。春巻きの皮がサクッサクで元々かかっている高級お好みソースっぽい茶色いソースとハニーマスタードなマヨネーズっぽいソースが良く合っています。スナック菓子をめちゃめちゃ高級にクラスチェンジしたような一品です。
次に美味しそうな音つきで鍋ごと運ばれてきたのが、ナスとヤマイモの炒め物です。この料理、ナスの中にヤマイモが詰められており、柔らかくトロっとしたナスとシャクシャク感の残るヤマイモの歯ごたえが絶妙です。オイスター風味とも良くあっており、一緒に炒められたネギもひよこ豆も大変美味しく、ボリュームのある一品でした。
次の予定もあり、出てくる料理を勢いよく平らげていくと、料理の出されるペースが速くなった気がします。こちらはサクサク揚げ餅。網状に薄く広がる餅の皮の中に、キノコ、タケノコ、クワイなどがとろみ餡と共に閉じ込められています。見た目も味も春巻きの女王様です。
お次はエリンギの北京ダック仕立てです。そろそろお腹一杯になってきたため、この前に持ってこられた蓮の葉包みのおこわは持ち帰りにしてもらいました。北京ダックもどきも本物なら食べきれなかった可能性がありますが、そこはエリンギ。湯葉のようなものをサクサクに上げたものとキュウリと一緒に薄いクレープ生地に包んでたれをかけて、美味しくいただきました。
最後はデザートで、ナツメと蓮子の氷砂糖煮込みです。白きくらげなど身体やお肌に良さそうな美容スープです。味も優しい甘さですが、アッツアツで供され、お迎えの時間も迫っていたため、火傷しないようにできるだけ速やかに食べるのに必死でした。
怒涛のスケジュール?
その後、直ぐ温莎堡時尚館の送迎車に乗り、エステに。こちらのエステは初日に、行きの空港からホテルへの送迎バスの中でパンフレットが配られ、日本語が通じて、送迎サービスもあるということで、最終日のプランに組み込みました。リンパマッサージ2時間コースでしっかりほぐしてもらいましたが、私はあちこち悪いのか、痛みを感じやすく、「もっと弱く」を連発して、店員さんに苦笑されました。軽く揉んでもらうくらいが丁度良かったです。
帰りの飛行機は早朝7時のため、お迎えのバスも朝3時…。搭乗手続きなども含めて空港に出発3時間前に着くよう設定されている様です。ホテルで仮眠を取り、夜中2時に起きて身支度をして。
ここで、おめざにいただいたのが、持ち帰りにした香椿おこわの蓮の葉包みです。旅のおにぎり高級版といった感じでしょうか。冷めても大変美味しゅうございました。なお、帰りは天候でハラハラすることもなく、スムーズに帰途に就きました。