宅犬所では通常モード?!
そうこうするうちに所用で留守にするため、ワンコを預けなければならなくなりました。とりあえず、この時期は、噛みつきなどはなく、夜鳴き以外は気になることがなかったことから、いつもの宅犬所さんにお願いをしました。結果、いつも通り、昼間スタッフさんやスタッフ犬に散々かまってもらい、夜は特に夜鳴きなどなかったそうです。「以前に比べ、甘えたさんになりましたね。」とスタッフの方にいわれ、「今までのって『かまってちゃんモード』だったの?」と激しく脱力した覚えがあります。
夜鳴きの悪化と認知症疑い
とはいえ、昼間外で仕事をしている身としては、常にかまってやる訳にもいかず、朝方の気温が下がり、ベランダで過ごすのもしんどくなって来た頃、とうとう外でも吠えるようになりました。特にエレベーターがひどく、もともと、抱っこして運ぶときに、エレベーターでは緊張して少し力が入っていたのが、エレベーターとその周辺でギャン鳴きするようになりました。こうなると、夜遅くの散歩も無理です。夜10時から朝7時くらいまでは、外に出さないようにしてトイレシートを敷いたサークル内 in 閉め切った部屋で様子見です。サークルには防音のため、布団がかかりっ放しでした。イライラしてリードがつけられないことも出てきました。こんな時、認知症という言葉が頭をよぎるようになりました。
先生急患です
10月末のある夜、急に吠え始めたため、なんとかなだめようとしたところ、殺されるレベルの悲鳴(動物病院の体温測定の時くらいしか聞いたことがない)を上げて暴れたため、クレートに移して、朝イチでかかりつけの動物病院に連れて行きました。クレートに移ってからは比較的おとなしくしています。ワンコを診察台に乗せるときも暴れず抱き上げることができました。医師からは、「見たところケガや病気はない様子。14歳という年齢と症状から考えると認知症の疑いが一番強い」とのこと。念のため、気になっていた糖尿病などもあり、昼間預けている間に検査してもらい、仕事が終わり次第、迎えに行って結果を訊くことになりました。
認知症ほぼ確定
迎えに行くと、すっかりおとなしくなったうちのワンコが出てきました。病院でそれなりにかまってもらっているうちに落ち着いた様子。鎮静剤などは使っていないそうです。先生の説明によると、「今はまだらボケのような状態なので、周囲の刺激や環境変化で正気に戻るため、吠えたり吠えなかったりするのはそのためだろう。但し、今後、加齢で症状は悪化するため覚悟をしておく必要がある。また、声帯除去などは老犬には体の負担が大きく行えない。鎮静剤でおとなしくさせる方法もあるが、症状がひどいときに使うのではなく、常になるべく最小用量で使っておく必要がある。」などということでした。「やっぱり認知症。」という諦めと「糖尿病や腎臓病など、他の大きな病気はなかった。」という安堵がごちゃ交ぜの気分のまま、クレートを持ってワンコを連れてトボトボと帰宅しました。
認知症対策について
さて、帰宅して今後の対策です。まず、確実に効くものとしては行動療法があります。なるべく、声掛けや、撫でてかまってやるということで、とりあえず、部屋に私がいる間はサークルから出して部屋内を自由に歩かせることに。また、夜勤で留守にする時は、宅犬所に預けることに。これは私の健康のためでもあります。どのみち夜勤明けでは十分かまってやれないでしょうし。とりあえず、ワンコが歳をとって少し甘えたになっているというのをしっかり念頭に置いた方が良いようです。騒音対策としては、吠えた時に放置できるよう、防音室のようなものを購入することに。そう、吠えた時に放置して、おとなしくなったら構うのがしつけの基本。あと、お薬ですが、病院からもらった鎮静剤は使わない方向で、ダメもとで漢方を試してみることに。また、食事自体も、量やタイミングを見直して、適切な消化排泄のリズムを作った方が良さそうです。