何故そこに?

老犬あるある

今年は暖冬といわれつつも、冬らしい寒さが続く今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?先日、美容院で、以前柴犬を飼っていた美容師さんと話をしていたところ、「なぜか老わんこはいろいろな隙間に挟まる」という話題で盛り上がりました。目が悪くて鼻探りで隙間に入って後退できなくなっているのでしょうか。キューキューという鳴き声に呼ばれて、探したわんこの姿に目が点になり、思わず絶句してしまうこともございます。

はさまり事案、Top3

そんなこんなで、うちのわんこのはさまり事案をご紹介いたします。

第3位:ベランダ拉致事件

うちのわんこは、足腰が弱ってきてから、散歩代わりにベランダで自由に歩かせるようにしていますが、時折ベランダからキューキューコールが。見ると植木鉢と植木鉢または植木鉢と壁の間にひっかかり「前に行けません」といわんばかりの困り顔で鳴いています。「いや、ちょっと後ろに下がればいいんでしょうが」と思いつつ胴体をホールドして軽く後ろに引いて頭の向きを変えると、何事もなかったかのように散歩を続けます。少し前までは植木鉢をなぎ倒しながら前進していたので、植物には優しくなっているのでしょうか。

第2位:防音シェルター立てこもり事件

認知症で夜鳴きがひどかった頃、その対策として、防音シェルターを購入し、サークルをその中に設置しました。程よいほら穴感もあり、夜鳴きが治まった今もそのままにしております。このシェルターの壁布とサークルの間に10㎝強の隙間があるのですが、扉のカーテンを開けたシェルターからキューキューコールが聞こえて覗くと、この隙間に、某通販の隙間収納のようにジャストフィットに収納されたうちのわんこが…。「いや、こんなにスッポリはさまる前にちょっと後ろに下がれば…」~以下同文。

第1位:ヘルメット装着暴動事件

うちのわんこは高齢になってから、食べるときに少し高さがあった方が楽だろうと台付きのフードボールを使用しています。写真のようにボールの大きさの穴が開いた木の台に陶器製のボール皿を置いて使うのですが、時々食べる勢い余って台ごとひっくり返したり、鼻先でボール部分を打っ遣ることがありました。こぼれたフードも残さず食べるため、あまり気にしていなかったのですが、ある日、リビングにいるとワンコ部屋(=私の自室)からガンガンと何やらぶつける音が、勢い余って食べているうちに食器の台が壁や戸にぶつかることは今までも多々あり、今回もそれだと思っていました。すぐ静かになったため30分ほどしてから部屋に戻ると、食パン型のクッションを枕に、ふて寝しているわんこの頭にヘルメットが。

装着方法:①穴から顔を入れる。②鼻先をコの字の開いた方から出す。③頭上から首後ろ首周囲を保護する素敵なヘルメットに byワンワン警備保障

木の台の穴から顔を突っ込みそのまま鼻先がコの字型の開いた側に出ているため、「猫型ロボットの名を冠した某国民的アニメ」にでてくるスネ○の髪形とエリザベスカラーを足して2で割ったような、ヘルメット犬に仕上がっていました。「なぜ、こうなった?」と呆然としつつ、その状態で眠れる鈍感力に感心したり…。幸い引っ張るとスネ〇ヘルメットは比較的すんなりと外れましたが。それ以来、餌やり後、完食まで近くにいられない時は台を使わずに給餌しています。