お昼ご飯は大漁で
来た時と逆に、岩城島からフェリーで生口島に渡り、しまなみ海道で隣の大三島に渡りました。わんこも無事海難事故から生還したことだし、海の神様の大山祇神社にお参りしておこうと思ったのと、神社門前の海鮮丼が有名な行列店「大漁」で昼食をとるためです。後者がメインって?…否定できません。詰め込む気満々で朝も軽く済ませましたしね。いつも行列が並んでいるそうですが、この時期の平日なら少しは空いているのではないかと思った次第です。
神社に到着して、目当ての食堂は…と探すとすぐ見つかりましたが、行列がありません。「不定休もあり」という言葉が頭をよぎりつつ、恐る恐る中を伺うとお客さんは入っている様子。どうやら一番の目玉商品(コスパ最強)のしまなみ丼が売り切れたので大分落ち着いていたようです。とはいえ、他の丼もコスパは十分で、小鉢などの一品料理もとても美味しそうで目移りしてしまいます。
結局、上の3品をいただきました。海鮮丼は写真の通り大きめに切られたぷりっぷりの海鮮が甘めの酢飯の上にてんこ盛りになっており、醤油とワサビを少し絡めて食べると笑いが止まりません。にし貝もコリコリした歯ごたえとワサビ風味のあっさりした味が箸休めに丁度良いです。お味噌汁は甘めの田舎味噌を使っており、実家のお味噌汁と同じ懐かしい味がしました。味や新鮮さはもちろん、占めて1110円という驚きの安さも魅力です。
海の神様にお礼参り
昼食後は大山祇神社を散策です。わんこは車内で待たせて、ささっと参ってきました。
しまなみを通るツアーにはよく組み込まれているため何回か来たことはあり、一番最初は小学校の「自然の家」というところでの研修旅行の時だったと思います。
ウン十年以上も前だったと思いますが 、その頃にはなかった門なども再建されており、随分新しく見えます。
当時とあまり変わらないのは、デデンと聳え立つ大きな楠くらいでしょうか。その樹の周囲を息を止めて3周すると願いがかなうといわれており、果敢に挑戦したクラスメートが次々と撃沈しておりました。ちなみに今回調べましたところ、根回りは約20mあるそうです。伝承樹齢2600年とのことなので、おそらく大きさはあまり変わっていないはず。60mを息継ぎなしで歩く?無理っす。
本殿では、前日の海難事故?からの生還と美味しい海鮮丼が食べられたお礼を言って、帰路の無事を祈願しました。
おまけ話と後日談
帰りに今治の妹の家に寄り、お土産を渡して、わんこと泊まれる岩城島の温泉ホテルに行った話をすると、「随分毛並みが綺麗になっているけどわんこも温泉に入れるの?」と訊かれました。温泉はヒト専用で、わんこ用のシャワールームは調整中で使用できませんでしたが(今回オフシーズンのため、あちこちを工事、調整していたようです)。洗ったって?あれか?海で溺れた後に確かに外シャワーで洗ったよ!のっぴきならない事情で丸洗いする羽目になった件を話すと、若干引かれながら「まあ、無事で良かったね。」と言われました。そう、真冬の海に入った割にはわんこも私も風邪をひかずに済んだのは上々でしょう。
後日、私の足のしもやけが判明し、ウン十年ぶりにスーパーにミョウバンを買いに走りました。子供の頃、しもやけ体質に悩まされた私が一番効果を実感したのが、ミョウバンを飽和状態まで溶かしたお湯に患部をつけるミョウバン泉浴でした。今回もこれで対処して治まりました。わんこはしもやけ一つなく元気です。